いきなり強い質問で驚いたかも知れませんが、日本で奨学金を借りている方はこのことを理解していない人がほとんどです。
この記事をみてくれているということは、おそらく奨学金を借りて現在返済中の方、今借りている大学生、これから借りようと考えている方だと思います。
奨学金返済中の方、今借りている方は親に言われるがまま書類を書き、なんとなく借りていたのではないでしょうか。
安心して下さい。私も全く同じできづけば4年経っていました。
しかしながら、これからもこのまま何も知らずに返済するのは危険です。
この記事の目的は2つあります。
1つ目は、なぜ危険なのか、今借りている方がすべきことは何なのか、これから借りようとしている方に考えてほしいことがわかります。
2つ目は、私が完済するための原動力にするためです。
実際、後4年で完済するのはかなり厳しいと思っています。
ただブログで宣言することで、自分の意志とは関係なく返済せざるを得ない状況を作りたいと思い記事にしました。
こちらについて繰り上げ返済をしようと思われている方の参考になれば幸いです。
1.奨学金の現実、2.7人に1人が借りている。その中から自己破産する人も。
奨学金を借りる人は2.7人に1人
日本学生支援機構の調査では、
2016年度、奨学金を借りている学生は2人に1人でした。
2019年度になると2.7人に1人と借りる人自体は減っていることが分かります。
実家から通えない人や、家族に兄弟がいる人はほぼ借りているような状況だと思います。
この2016年から2019年にかけて減った理由は次に話す自己破産に関係があります。
自己破産する人は2000人に1人、いつあなたがなってもおかしくない。
2019年から過去5年間の調査では年間に2000人に1人が奨学金返済ができなくなり、自己破産していることがわかっています。
2019年の大学生数が約290万人ということなので、年間14000~15000人が自己破産している計算になります。
相当な数ですよね。
あなたがいつ自己破産することになってもおかしくない。
なぜ誰しも自己破産の可能性があるのか、その理由は簡単です。
15~20年も働き続けられる人が減っています。
私もそうですが、働き続けなければ返せない人が奨学金を借りていますよね。
おそらく一般的な返済プランは15年~20年で設定されていると思います。
それじゃあ今の日本で安全に15年~20年も働き続けられるでしょうか。
ブラック企業やホワイト企業といわれる企業の中でもブラックな部署は少なくありません。
そういった環境から離れるため転職や、部署異動などをしても必ず良い環境になるとは限らないのがいまの日本です。
結果、精神を壊してしまったり、体を壊してしまって、返済不能な体になってしまうことが誰にでも起こりうるんです。
そう考えると15年以上の借金って相当リスク高いですよね。
自己破産数が世の中に広まった結果2019年の奨学金受給率は下がっていたんです。
自己破産後の悲劇
そういった返せない状況になってしまった結果自己破産をする方が少なくはありません。
自己破産後に起こる悲劇とは、自分の家族にまで波及していきます。
連帯保証人を自分の家族にしている場合、自己破産してそこで終わりではなく、連帯保証人に返済義務が発生します。
当然、家族も奨学金を借りないと大学に通わせられないから借りていたわけで、一部を除いては返済なんてできるわけがありません。
となると家族も自己破産することになるわけです。
自己破産は簡単に言うと、お金になるものを全て差し押さえられた後借金が0になって再スタートといった感じです。
実家はなくなるし、お金になるものは全てなくなるわけですね。
その後、就職に支障が出たりだとかはありませんが、クレジットカードやローンが組めなくなります。
そこまで理解した上での自己破産であればよい制度だと思います。借金が0になって社会復帰できるわけですから。
なので、精神や体を壊すくらいなら連帯保証人には迷惑をかけますが、自己破産申請するのも手ではあると思います。
2.奨学金についてすべきこと、考えること
3パターンの人へ向けて、私が思うすべきこと、考えておくべきことを解説します。
今返済している人がすべきことは繰り上げ返済
働き続けられる自信があるか
今の会社や日本で完済するまでの15年働き続けられる自信がありますか?
1つの企業で働き続けることが当たり前じゃなくなってきている今、他の企業に転職しても通用できるスキルや力をもっているでしょうか。
また精神や体を壊さないような職場環境でしょうか。
こういったことに自信を持てないのであれば繰り上げ返済をして早めに自由になるほうが良いと思います。
繰り上げ返済を目指す
私も繰り上げ返済を決意してこの記事をかいたわけですが、
返済さえしてしまえば、あとは自分がどう生きようが自由なわけです。
ホームレスになろうが実家に寄生しようが、借金自体はなくなるわけですから。
働ける今のうちに早めに完済してしまいましょう。
今借りている人がすべきことは今から返済金を準備すること
ムダな時間を過ごさない
今は奨学金もあり、不自由なく暮らせていると思いますが、いざ返済する時になるととても苦しい思いをすることになります。
ただ遊ぶだけで大学生活を過ごすのはもったいないです。
大学の勉強じゃなくても社会の勉強をしましょう。
私は大学時代引きこもってゲームばかりしていたことを後悔しています。
もちろん大学の間でなければできなかったので100%後悔しているわけではありませんが、
少なくとも社会の勉強はしておけばよかったと思っています。
毎日をムダに過ごすくらいであれば、バイトで返済資金を貯めたり、
勉強して社会に出てから自分の価値を高くすることに時間を使うべきだと思います。
今から返済費用を貯めること
特に勉強をしないのであれば、せめてバイトでもして返済資金を貯めておきましょう。
返済できなくなるのは金銭的余裕がなく1回滞納してからが始まりです。
滞納しないよう大学時代から金銭的余裕を作っておくことで、完済へのハードルがかなりさがります。
これから借りようとしている人が考えておくこと
奨学金は子供よりも親の都合で借りることが多いため、だいたい親任せにしていると思います。
借りる前に、大学に行きたいのは誰なのか、本当に借りる必要があるのか、借りる場合は借りる本人が動くことの重要性の3つを理解しておく必要があります。
私の場合大学に行かせたいのは親、お金は借りる必要がある、借りる時は全部親まかせでした。
この結果よくわからない借金約500万が私の手元に残ることになりました。
大学に行きたいのは誰なのか
大学に行きたいのは本当に自分の意志ですか?
親が行かせたいから勉強して行くというのであれば、一度考え直したほうがいいと思います。
親が学費や仕送りができるなら問題はありませんが、奨学金が必要なのであれば、返すのはあなたです。
あなたの意志がないのに勝手に大きな借金を作るなんておかしい話ですよね。
私は今考えれば、大学に行く理由はそんなになかったかなと思っています。
まずは大学に行って何がしたいか、大学に行く理由があるのか、どうして行きたいのか。考えてみて下さい。
もちろん行かないとわからないことだってあります。
とりあえず行ってみておもしろいことや、興味のあることを見つけたい、
そういう場合は親任せではなく、あなたが主体的に動いて奨学金を借りる必要があります。
借りなくていいなら借りない
学費などは親の仕送りで足りるけど、お小遣いほしいから感覚で借りるのはオススメしません。
実際私の友達にもこういう子がいて、就職して1年目で会社を辞め、そこから1年間は親に借りて返済していた人がいました。
幸いその程度で家計が苦しくなるような家庭ではなかったので良かったですが、そんな家庭は稀だと思います。
借りる場合は借りるあなたが主体的に動くこと
最後にどうしても借りないといけないという方へ
借りるのであれば、必要としている人が動いて借りて下さい。
大学生になるあなたです。
何もわからない状態で4年間過ごして就職していきなり借金だと渡される人
4年後からは借金として何百万自分が背負わなければいけない、と分かっている人
この2者では大学生活での時間の使い方や意識が全く変わります。
分かっている人はより充実した大学生活を送れます。
3.月手取り18万のわたしは残り343万円を4年で完済します。
ここまで奨学金を借りるときのポイントや私と同じ状況の人へ向けて私の考えを書きました。
それで私は何をするのか。
あと343万円を4年で完済します。
毎月貯金した額、残額等を報告し、やるしかない環境にします。
もし一緒に始めたいという方いれば一緒に始めましょう!
私の現状
今残っている返済額:343万4647円
月々の返済額:26171円
手取りの月収:18万
ボーナス年2回:約40万×2回
1年で約80万円が目標
343万円を4年で割ると、86万円です。
ボーナスを完全に返済にあてなければなりません。
これまでボーナスの月には好きなものを買っていたりしましたが、それができません。
でもそれを続けていれば結局あと10年ちょっとかけて返済することになります。
いつでも仕事をやめれるような自由な環境になりたいので、4年で返済することを目標にしました。
これからは毎月支払額、貯金額を記事にして報告したいと思います。
4.最後に
奨学金について少しは考えるきっかけになったでしょうか?
私はふと今の会社で働き続けることはできないと思ったので、
せめて辞めてしまっても借金だけは残らないように、自分の挑戦が借金で阻まれないように、早めに完済しようと思いました。
一緒に完済計画しようという方いらっしゃいましたら是非コメントでもTwitterのDMでも良いのでコメント下さい。
その他奨学金について、わからないこと、調べてほしいことがありましたらコメント下さい。
自分でもわからないことがまだまだあると思いますので、調べてお答えしたいと思います。
それでは来月の報告まで!